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漢方コラム−2013年分
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 過去のコラム 2013年分

■2013年11・12月号 日本人の冷え症体質は衣食住に問題
■2013年9・10月号 秋の乾燥期、麦門冬(ばくもんどう)で肺を潤す
■2013年7・8月号 発汗による体液の減少を補う生脈飲
■2013年5・6月号 めまいの治療法、水飲(すいいん)と痰湿(たんしつ)で区別
■2013年3・4月号 新陳代謝を促進、逍遥丸(しょうようがん)で春の養生
■2013年1・2月号 土地の差? 薬に敏感な日本人

■Kampo-Life Vol.33
  2013年11・12月号

 今年の冬は例年通りの寒さになりそうです。冬には動物たちは冬眠をします。しっかり食べこんでエネルギーを蓄え、春にむけての体を作るのです。人間も、夜更かしを控え、体を温めるものをしっかり食べて、元気を蓄えましょう!

中国漢方(中医学)をわかりやすく解説!
中国漢方コラム(中医師:路京華先生による「中医学がよくわかる本」より>
第十三回 日本人の冷え症体質は衣食住に問題
 ―おしゃれもいいが、服装面で陽気を守る配慮も必要―
 日本人は、体質的に冷え症の人が多い。現代っ子の低体温状態(36度以下)がよく話題になるが、「冷え」の状態は大人にも当てはまる。日本で漢方相談の現場に立ち会う機会も多いが、「冷え」は年齢・性別を問わず、常に訴えの上位にある。
 日本人の冷え体質は、衣食住の習慣からきているように思えてならない。食生活でも、肉、魚、野菜、いずれも生(なま)が大好き。なま物の取り過ぎは、体を冷やすが大丈夫だろうか。キュウリやトマトですら炒めて食べる中国人からみると、心配である。
 飲み物もまたしかり。冬でもレストランでは氷水がでるし、街には清涼飲料の自動販売機があふれている。中国には「久而増気」という言葉がある。一つのものを長く食べ続けると、その気(性質)が増えるという古人の教えであり、今でも食生活に生きている。熱いものをたくさん、しかも長く摂りつづけると陽気(体を温めるエネルギー源)が増え、冷たいものの摂り過ぎは、逆に陽気をそこなう。ふろ上りのビールも、ほどほどが大切だということだ。
 服装の面でいえば、冬でもミニスカートで頑張る女性が目立つ。冬は寒冷の刺激が強く、陽気の消耗も激しい。オシャレ感覚を楽しむのもいいが、衣服によって陽気を守る工夫もなくてはならない。
 日本には日本の生活習慣があり、それをとやかくいうつもりはないが、冷え症体質の人は衣食住にもう少し配慮があってもよいのでは。




こんな時薬膳で手当て♪
【第十三回】寒さに備えて、免疫力を上げ体力をあげる食べ物
 秋は風邪でもないのに咳や痰がでてしようがない、という人がいます。こうした症状を北京では「秋病」というそうです。もうひとつ、秋には「乾燥病」もでてきます。乾燥状態が続くと、皮膚がかゆくなったり、ちょっとした炎症を起こしやすくなります。秋病や乾燥病は、夏の間に体の中に溜まった熱が原因。夏が終わっても、余熱のように体に残った熱が、秋の乾燥した空気とあわさると、喉には炎症がおこりやすくなり、咳がでます。肌はかさかさ、ちりちりと痒みや炎症が起こりやすくなります。特に風邪は鼻や喉にウイルスがくっついて発症します。鼻や喉を守るのは粘膜。秋病、乾燥病はその粘膜も多少破壊させます。喉がイガイガしたとき、咳がでるとき、肌が乾燥するときはまず一番に余熱をとること、次に粘膜を強くすることです。
 余熱をとるには冬瓜、きゅうり、にがうり、なすなど火を通して食べましょう。焼いたり炒めたりして。麻婆風に味つけしてもいいですね。果物では梨が一番おすすめです。梨は咽を潤す働きもあるので、一日一個くらい食べてもいいでしょう。また、それらは冷やす食材なので、冷え症の方は特に摂りすぎには注意してください。
 粘膜を強くするには、黄色の食べ物が良いと言われます。にんじん、かぼちゃ、菊の花、柿、黄色いパプリカなど。殺菌作用があって、炎症を抑え、粘膜を強くするものです。この時期に食べておくと、冬に風邪をひきにくくなります。
 冬に備えて、免疫力を高める食材としては、まずきのこ類。βグルカンという成分が免疫力を高める働きがあり、ミネラルも豊富です。ナッツ類にはビタミンEやナイアシン、レスベラトロール、オレイン酸などが豊富に含まれ、動脈硬化を防ぐ効果や抗酸化作用などがあり、体力づくりにいいです。

沢山食べたいカボチャはスープも美味しい♪
カボチャを蒸す、又はゆでて、ミキサーに鶏がらスープの素と牛乳や豆乳を入れて回すだけ。あっという間に美味しいスープの出来上がり。皮をむけばきれいな黄色に。
簡単♪美味しい♪幸せ♪





トイプードルのモコと猫のミイの成長記録



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■Kampo-Life Vol.32
  2013年9・10月号

 今年はほんとに暑かったですね!暑さがやっと落ち着いた頃、今度は乾燥する秋に向かいます。夏の余熱が体に残っていると空咳や喉の痛み、肌の乾燥がひどくなるんですよ。レンコンや大根や梨など白いものを食べ、潤いチャージです!

中国漢方(中医学)をわかりやすく解説!
中国漢方コラム(中医師:路京華先生による「中医学がよくわかる本」より>
第十二回 秋の乾燥期、麦門冬(ばくもんどう)で肺を潤す
 ―咳を止め、呼吸器系を潤すナシ、ユリ根、レンコン―
 北京まで同行してきてくれた日本人が、着いて2〜3日後に、ノドの痛み、から咳、熱っぽさを訴えてきた。大陸特有の乾燥気候が呼吸器系に影響を与えたのだろう。
 逆に、私は日本の湿気が苦手で、梅雨どきには体調を崩しやすい。環境が変わると、日頃は健康に自信がある人でも、体調を維持するのは容易なことではない。
 気候風土と病気には、密接な関係がある。秋は、中国漢方でいうところの「燥(そう)」の季節である。気象条件の中でも、乾燥(燥邪)によって引き起こされる病気が多い。
 燥邪の影響をもっとも受けやすいのは、ノドや鼻、気管支などの呼吸器系である。秋から冬の乾燥期の呼吸器系の病気には、中国漢方でいうところの「肺燥(はいそう)」によるものが多い。
 健康な人の肺は、陰液(いんえき)(血液・体液)によって潤され、呼吸や防衛の働きを果たしている。乾燥した気候によって肺の陰液が不足してくると、から咳、ノドの渇き、声のかすれ、ほてり、皮膚の乾燥感といった、肺燥特有の症状が現れる。
 治療は、肺を潤しノドや気管支の炎症を鎮める作用をもった麦門冬(ばくもんどう)(ジャノヒゲの根)が主薬の麦門冬湯(ばくもんどうとう)や、養陰清肺湯(よういんせいはいとう)が効果をあげる。
 食べ物としては、ノド・気管支・肺などの呼吸器系を潤し、咳を止める効果をもつナシやユリ根、レンコン等をすすんでとるのが、秋の乾燥期の養生法となる。




こんな時薬膳で手当て♪
【第十二回】夏の疲れをとり、乾燥する秋に向かって体を潤す料理
 今年は例年になく暑かったですね!冷たいものを沢山飲んだり食べたりしていませんか?胃の調子が今イチで食欲がない方、もちろん食欲は落ちませんでしたという方も、なんでも食べていたらいいというわけでなく、しっかり体を作ってくれるものを食べていきましょうね♪それは、やっぱりタンパク質の肉・魚・卵・大豆類とビタミン・ミネラル豊富な野菜。ご飯だけ、パンだけだと糖質だけとることになりますから、疲れやすくなったり、太りやすくなったりすることも。今食べているものは将来の自分を作りますから、お食事大事にしましょうね!
 さて、夏バテの原因の一つは冷え。冷たいものやクーラーなどで胃袋は冷えているのです。胃袋が冷えると消化吸収が落ちて、せっかく食べたタンパク質も身に付きません。そーめんや蕎麦などを食べる機会も多かったと思いますが、麺類のビタミンBは疲労回復に確かに良い!でも、お肉や卵などのタンパク質を一緒にとらないと元気にならないのですよ。おすすめは瓦そばのように食べること。炒めた牛肉、錦糸卵、海苔が栄養バランスを良くしてくれますね。にんにくも免疫をアップしてくれますので、炒めるとき、タレなどに利用するといいですよ。
 また、秋口は空咳や喉の痛みに悩まされる方も多いです。鼻や喉の粘膜を強くする黄色いもの、肺を潤す白いものを食べて、予防しましょう。

夏バテ解消!焼肉の薬味ダレ添え
薬膳料理教室で習った一品。焼いたお肉を薬味ダレにつけて、野菜に巻いて頂きます!
 薬味ダレ:
  ニンニク(微塵切り)大さじ1・1/2 生姜(微塵切り)大さじ3
  長ネギ(微塵切り)大さじ4 醤油大さじ4 砂糖大さじ2
  胡麻油大さじ1
あとはお好みでサニーレタス、大根(千切り)、カイワレ、紫蘇などお好きなお野菜を添えて♪ちなみに大根は殺菌作用があり、喉にも良く風邪予防に!旬ではないけど、薬と思って食べると良いですね〜。



トイプードルのモコと猫のミイの成長記録



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■Kampo-Life Vol.25
  2012年7・8月号

 蒸し暑い夏の始まりです。
湿気の多いこの季節は家のカビ対策同様、体のむくみ対策も大事です。水分や冷たいものの取り過ぎに注意して、お風呂にもしっかりつかって代謝をよくしましょう!

中国漢方(中医学)をわかりやすく解説!
中国漢方コラム(中医師:路京華先生による「中医学がよくわかる本」より>
第五回 ダイエットはあくまでバランスを重視
 ―水分代謝を活発にする処方と、三爽茶などを併用―
 水着の季節を前にあすると、若い女性たちは、あらためて自分の体形が気になってくる。日本では数多くのダイエット法が試みられているが、極端なカロリー制限や利尿剤・下剤の服用などで、無理に痩せようというケースもある。強引なダイエットは長続きしないばかりか、体力や免疫力の低下といった、二次的な弊害を招きかねない。  中国漢方で考える減肥法は、あくまでバランスを重視する。決明子(けつめいし)や山ざ子(さんざし)など脂肪分を減らす作用があるものを使う一方、発汗・利尿・通便、血行改善んど、体全体の新陳代謝を促進することによりダイエットに結び付けようというものである。
 日本人の肥満には、俗に洋なし型、下半身肥満といわれる水太りタイプが多い。このタイプの人には体の重だるさ・息切れ・多汗などの自覚症状が見られ、梅雨時は特につらい。
 この場合は、皮膚組織の水分代謝を活発にする防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)がよく用いられる。体表の気を補い、水分代謝を促進する黄耆(おうぎ)と利尿効果のある防已(ぼうい)を主役とした処方である。
 胃腸の機能低下を伴う肥満には、消化機能を高める香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)がよい。食欲が出て、かえって太るのではと心配する人がいるかもしれないが、胃腸を整えることで新陳代謝を活発にし、余分な水湿を取り除くことができる。
 食べながら無理なく痩せるという漢方独特の考え方である。更に脂肪分解を促進する三爽茶のようなダイエット茶を併用すると、より効果的である。


こんな時薬膳で手当て♪
【第六回】むくみ
 むくみの原因ははっきり!疲れ、冷え、塩分の取り過ぎ、海藻類に含まれるヨードの取り過ぎ、腎臓が弱い人です。もともとむくみは冷え体質の人に多く、温体質(暑がりタイプ)がむくむ場合は、疲労か塩分の取り過ぎがほとんどです
<温(暑がり)体質のむくみ対策>
・利尿効果のある食材をとる(小豆、じゃがいも、さつまいも、キノコ類、瓜)
・疲れをとる食材をとる(トマト、キウイ、梅干し、酢など)…クエン酸効果!
<冷え体質のむくみ対策>
・水分を出す食材のウリ系の野菜(ニガウリ、冬瓜、キュウリ、スイカなど)は、体を冷ます作用もあります。夏はいいですが、暑さがそうでもないときは小豆やじゃがいも、さつまいも、きのこ類がおすすめです。
・薬味はむくみ解消の特効薬です。生姜、ねぎ、にんにくなどの薬味を多くとりましょう。
・疲労でのむくみは暑がり体質さんと同じクエン酸を含む食材をとりましょう。はちみつもおすすめ。

○ゴーヤと厚揚げのトマトチャンプル
 (冷え体質の方はニンニクを入れてみましょう♪)

@ゴーヤはワタと種を取り、薄切り。苦みを和らげるには塩をして、
 出た水分を捨てる。厚揚げは3*5p角くらい。
 卵は溶いて塩コショウ、醤油で味付け。
Aフライパンに油を入れ、厚揚げ、ゴーヤの順で炒める。
B全体油が回ったら、トマトを入れ、強火で炒め合わせ、
 塩コショウする。
Cゴーヤに火が通ったら、卵を入れ、半熟の状態にし、混ぜ合わせて完成です♪
ゴーヤ(ニガウリ)もむくみとりに良い食材!ささっとできるレシピです。


水分たっぷりで、強い紫外線やニキビにも負けないしっかりバリア肌に!
 お肌の構造は皆同じ。なのに乾燥肌の方もいれば、ニキビ肌の方もいます。肌質の違いは、内側の体質の違いと肌のバリア力の違いによるものです。でも、肌質がちがっていても、角質層の水分が美肌にとって欠かせないポイントなのです!ニキビ肌の方も、脂っぽいからと皮脂をとりすぎるスキンケアに偏っていませんか?それはNGです!皮脂をとりすぎてしまうと、角質層が痛み、ゴワゴワになってきます。そうなると、毛穴がつまり、ニキビが悪化する悪循環に!また、角質層に水分があれば代謝もスムーズでシミ対策にも。
 やっぱり水分たっぷりのお肌しっかりバリア肌が大切なので、前回と同じイラストをご紹介させていただきます。



NPO法人不妊カウンセリング学会の認定不妊カウンセラーに合格しました
 (平成24年1月23日合格)

 今不妊で悩まれているカップルは10組に1組の割合と言われます。また、2009年の日本産婦人科学会の調査によると、赤ちゃんの40人に1人は体外受精などの高度生殖補助医療によって産まれてきました。1983年に日本で初めて体外受精による赤ちゃんが生まれて以来、不妊治療は年々技術が進歩し続け、今では年間約2万人の赤ちゃんが体外受精や顕微授精で産まれてきています。
 しかし、それでも体外受精などの高度医療による出産率は全体として約30%。年齢別にみると、35歳未満で約40%、35歳〜39歳で約30%、40歳以上になると約10%になります。国会議員の野田聖子さんのような知的な方も、「体外受精をすれば、ほぼ必ず赤ちゃんができると思っていた」とのことですので、事実と一般の認識には随分と差が見られるのが現状ではないでしょうか。
 最近になって、NHKが「卵子の老化」や「不妊治療の実際」などのドキュメンタリー特集を放送することにより、一般の人にも不妊や治療の実際のことが少しずつ広まってきたのではと思います。また、不妊の原因も今までは女性に多いものだという認識があることから、女性の精神的な負担も多いものです。
 しかし、最近は検査の進歩などから、原因は女性が40%、男性が40%、両方が15%、原因不明が5%という数字もでています。これからは、不妊治療は決して女性だけでするものではなく、男性も積極的に参加するべきではないでしょうか。しかし、不妊治療を行う専門病院は決して多くなく、また男性不妊の専門医となると日本でもまだまだ少ないのが現状です。また、体外受精にかかる医療費も自治体によっては補助がでます(お住まいの地区の保健福祉環境事務所にお問い合わせください)が、オーストラリアのように、殆どが政府負担というわけではありませんので高額です。
 子供を望むカップルにおいては、決して恵まれた環境ではないのですが、まずは周りの皆さんも不妊のことについて理解を深め、子供を望むカップルを温かく見守ってあげることが大切だと思います。また、結婚前のお子様がいらっしゃる親御様も、年齢が高くなるにつれて妊娠しづらくなる事実を伝えてあげ、お子様の人生設計の手助けをしてあげるのも必要でないかと考えます。


トイプードルのモコちゃんの成長記録
 暑くなってきました。8月生まれのモコは暑さに強ければいいと思いますが、とりあえずサマーカット。短くしていただきました♪あまりに短くなったせいか、なぜか「かわいそう…」と言われることもあったのですが、いやいやすっきりで飼い主は気に入っております(^^)/ちなみにカットはASAP動物病院です。

 トイプードルは人懐っこい性格が多いとも聞きます。散歩に行くと、すれ違う人に必ずといっていいほど尻尾を振って飛び掛からんばかりの勢いです。家ではだれかに必ずひっついて回ります。相手にされないとあきらめたときは、ぷすーっとした感じでソファや床にべたっと寝ています(笑)首の下のマッサージは気持ちよくて仕方ないようです。

 この前、キッチンで何度かジャンプする音がして静かになったと思ったら、置いていたロールケーキをかじっていました!すごいジャンプ力と恐るべし執着心です(笑)


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■Kampo-Life Vol.30
  2013年5・6月号

 5/6は立夏。夏の気配が感じる頃です。これからますます気温は上がり、日本は梅雨に入ります。心臓に負担がかかりやすくなる夏、むくみやすくなる梅雨。忙しくても、休養をとり、しっかり体の気血がめぐるように養生しましょう。

中国漢方(中医学)をわかりやすく解説!
中国漢方コラム(中医師:路京華先生による「中医学がよくわかる本」より>
第十回 めまいの治療法、水飲(すいいん)と痰湿(たんしつ)で区別
 ―病理的な水分によって引き起こされるものは回転性のめまいが特徴―
 虚証(きょしょう)型のめまいとは別に、水分代謝機能の異常などによって生じた、病理的な水分(水飲(すいいん)・痰湿(たんしつ)という)が関係する実証(じっしょう)型のめまいもある。このタイプは、西洋医学でいうメニエール症候群の一部に相当し、天井がグルグル回るような回転性のめまいを特徴とする。ひとくちに病理的な水分といっても、水飲と痰湿では性質が異なり、これに対する治療法は分けて考えるのが普通だ。
 水分の取り過ぎや、胃腸の機能低下などによって、体の各所に停滞した希薄なサラサラの水分を漢方では水飲という。この水飲が、体の上部に昇って脳を養っている清(せい)陽(よう)の気の運行を妨げると、頭部に十分な清気が供給できず、めまいを誘発する。
 この場合、めまいや体のふらつきに加えて、胃部の膨満感(ポチャポチャと振水音が聞こえることもある)、動悸、息切れ、悪心や嘔吐(吐き出したものは一般的に水っぽい)、唾液が多いといった症状を伴うことが多い。治療には、水飲を温めながら代謝促進する苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)や沢瀉湯(たくしゃとう)を用いる。嘔吐感がひどい時は、小半夏茯苓湯(しょうはんげぶくりょうとう)を併用するとよい。

 一方、粘り気をもった水分である痰湿が、体の上部に停滞して起きるめまいは、まるで蒸気が充満しているかのような頭部の不快感や頭重感が特徴で、胸のつかえ、悪心、口の中が粘る、舌の苔が厚いといった随伴症状が見られる。これらの症状は、湿度が高くなると悪化することが多い。治療には、上部の痰湿を除く作用のある半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)を用いる。



こんな時薬膳で手当て♪
【第十回】くよくよ・憂うつ
 中医学で「心」は精神を支えるところ、「血」は精神を安定させる働きがあります。くよくよ、憂うつは「心の血虚(けっきょ)」という、「心」の「血」が不足した状態です。そのため血を補い体を温め、血液の循環をよくする食材が落ち込んだ気分を晴らしてくれます。おすすめ食材は豚や鶏の心臓(ハツ)とレバー、なつめ、プルーン、くこの実、竜眼肉(りゅうがんにく)、金針菜(きんしんさい)、はすの実、ミント、ラベンダー、カモミールなど。あまりなじみのない食材が多いですね。レバーが苦手な方でも、鶏肉、豚肉、牛肉、魚など、動物性のタンパク質を食べると、血液の材料が摂れますよ。分解するために野菜を一緒にとるのをお忘れなく。気持ちが落ち込んだ時はがつがつ食べられないこともありますから、スープやお鍋がお勧めです♪
【材料(2人分)】豚(又は牛)レバー300g もやし1袋 ニラ1束 A[醤油大さじ3 酒大さじ3 おろし生姜大さじ1/2 おろしにんにく大さじ1/2] 小麦粉(片栗粉)適量 胡麻油適量 オイスターソース大さじ2 塩、コショウ適量
@レバーを適当なサイズに切りボールに移しAを加え揉み込みラップをして冷蔵庫で1時間程寝かす。
Aニラは5cm幅に切り、もやしは水洗いし水分を切っておく。
B@が1時間経過したらボールの調味料の水分を切り、小麦粉をまぶしておく。

Cフライパンを熱し、少し多めの胡麻油をひいたらBを投入し8割位火を通す。
D最後に、ニラともやしを投入しオイスターソースを入れ具材に絡める。最後に塩、胡椒で味を整え完成です。



トイプードルのモコと猫のミイの成長記録
我が家のモコとミイは相変わらず仲良く元気です。でも先日、モコが左足を痛がり、脱臼も骨折もしていませんでしたが、元気のないときがありました。そのときはミイちゃんも静か。大丈夫〜?って心配していたのかしら。

ミイは洗面所の棚の上が好きなようです。いないと思ったらそこで寝ています。モコにも誰にもじゃまされず、安心できる場所なんでしょうね。 モコは普段はカーペットの上で待機?長い足を延ばして寝そべっています。でもそろそろ暑くなるから、床の上に寝そべることも多くなりそうです。



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■Kampo-Life Vol.29
  2013年3・4月号

 寒い冬が終わり、春が到来しました。暖かくなると同時に花粉や大気汚染も気になる季節になってしまいました。春は冬に体にたまった老廃物を解毒する季節。肝臓に負担がかかりやすい季節なので、しっかり睡眠を取りましょう♪

中国漢方(中医学)をわかりやすく解説!
中国漢方コラム(中医師:路京華先生による「中医学がよくわかる本」より>
第九回 新陳代謝を促進、逍遥丸(しょうようがん)で春の養生
 ―養生のポイントは肝の機能を高め、メンタルヘルスに努めること―
 漢方では、自然と人間との調和を第一として、自然現象と人体の生理を結び付けて考えるところに特色がある。この「天人相応」の視点から、春の養生法を考えてみると・・・。
 春は自然界すべてのものが、のびやかに成長する時期である。
 これは人間についてもいえることで、身体の成長だけでなく、のびやかな精神活動が求められる時期でもある。したがって、ストレスを上手にコントロールして、メンタルヘルスに努めることが、春の養生のポイントになる。
 ストレスによって、最も影響を受けやすい臓器は肝である。肝は、身体全体の気(エネルギー)の流れを調整する役割を担っている。ストレスによって肝の機能が低下してくると、気の流れが滞り、体の各所に影響が出てくる。一般的には気力が落ち込んでため息をついたり、消化器系の不調、疲労感などを訴えることが多い。
 肝を補い、気の流れをよくすることで、体全体の新陳代謝を促進する漢方薬に逍遥丸(しょうようがん)(散(さん))がある。荘子(そうし)は仙境にわけ入って、のびのびと生きることを唱え、その自由な生き方を"逍遥"と呼んだ。
その名を冠した逍遥丸は、肝に栄養を与える当帰(とうき)や芍薬(しゃくやく)、うっ滞した気の流れをよくする柴胡(さいこ)や薄荷(はっか)に、胃腸の働きをよくする白朮(びゃくじゅつ)や茯苓(ぶくりょう)などを組み合わせた処方である。
 鬱滞した肝の機能を回復し、のびやかな精神活動を回復し、のびやかな精神活動を取り戻してくれる逍遥丸は、春の養生にぴったりの薬だ。



こんな時薬膳で手当て♪
【第十回】イライラ・怒りっぽい
 冬の間は寒さで体の代謝機能も落ち、ため込みやすい季節ですから、老廃物もたまりがち。それが暖かい春になると、体の中をめぐりだし、肝臓で解毒されて排出されます。春になるとアレルギーがひどくなる、ニキビや吹き出物ができるということは、そういうことからです。肝臓は一生懸命解毒していますから、負担も大きいですよね。さらに、イライラや怒る感情は肝臓に作用します。解毒で疲れている肝臓。弱っているからイライラしやすくなる。イライラするから肝臓に負担がかかる。それは両方です。春は肝臓が弱りがちの季節でもあるので、栄養となるたんぱく質や肝臓に良い緑の野菜を沢山食べましょう。
【材料(2人分)】青梗菜2束 エビ10匹 酒少々 ごま油(炒め用)少々 A[鶏がらスープの素小さじ2 紹興酒または酒大さじ1 醤油小さじ1弱] 紹興酒または酒溶き片栗粉小さじ1
@エビは背ワタをとって酒少々をふっておく。
A青梗菜は洗って、茎と葉の部分を分けて切る。
Bフライパンにごま油を入れて熱し、エビを炒める。
Cエビをひっくり返したら、青梗菜の茎を加えて炒める。

D茎の部分が炒まってきたら、葉の部分を加える。
EAを加えてさらに炒める。
Fフライパンをななめにし、たまった汁けのところに、酒溶き片栗粉を入れ、混ぜ合わせて出来上がり♪



トイプードルのモコと猫のミイの成長記録
寒かった今年の冬も元気に乗り越えてくれたモコとミイ。モコは寒い日もお散歩に行くと大喜び。ミイはおうちで丸くなる、でした。
二匹は相変わらず、追いかけっこをし、喧嘩と思うような取っ組み合いをし、寄り添って寝ています。ミイも300グラムだったのが2500グラムになりました。

ミイは食器棚の上とかタンスの上とか高いところも好きですが、食洗機の上がどうも好きなようです。ほんのり温かいからでしょうか…。それとビニール袋や紙袋をみるとつい入ってしまうようです。右の写真は思わず「見られた!」ってような顔ですね。




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■Kampo-Life Vol.28
  2013年1・2月号

 2013年も幕を開けました!
今年も皆様が健やかにお過ごしになるよう心よりお祈り申し上げます。正月休みもあけ、普段の生活に戻った方も多いと思いますが、疲れた体はしっかり休めて下さいね。

中国漢方(中医学)をわかりやすく解説!
中国漢方コラム(中医師:路京華先生による「中医学がよくわかる本」より>
第八回 土地の差? 薬に敏感な日本人
 ―日本と中国では薬の分量に違いがある―
 中国から日本にきた中医師(ちゅういし)(中国漢方の医師)がまず最初に驚くのが、日本の病院や漢方薬局で出される薬の量の少ないことである。
 中国の煎じ薬の量は、日本の3〜4倍の量はある。中成薬(ちゅうせいやく)(中国の漢方製剤)などの丸薬にしても、日本では1回4〜5粒のところ、中国ではざっとその2倍、3倍の量は服(の)む。もっとも、日本のように1粒1粒細かくは数えず、手のひらに山のように積んで飲み下すのが中国流である。この用量の差を、私なりに考えてみた。
 日本人は体質的に、漢方薬に対して中国人よりも敏感なのではないかということが一つ。腰痛を訴えるある年配の女性が、若返りの妙薬として知られる海馬補腎丸をごく少量服用したところ、短期間の内に生理が再び始まった例がある。敏感なのだ。
 生薬の質も関係ありそうだ。日本へ輸出されている中成薬の原料には、概して値段が高く質がいいものを使用している。質がいいということは、薬効も強いということである。煎じ薬では、水の違いをあげる人もいる。中国の水は硬水だ。軟水のほうが溶解度が高いため、量も少なくて済むという理屈だ。これも一理ありそうである。
 中医学には「入郷問俗」という言葉がある。その土地に入ったら、その土地の風俗習慣をよく聞くべしという教えだ。薬の用量に対しても、その原則はあてはまりそうである。



こんな時薬膳で手当て♪
【第九回】冷え症[血行不良(オ血)タイプ]
 前回の冷え症は体を温める力が不足しているタイプでしたが、今回は血行不良タイプです。血行が悪くなると末梢血管まで十分な血液が届かず、手足などの末端が冷えることがあります。これが?血タイプの冷えです。そして冷え症に加え、しもやけ、慢性的な肩や首のこり、腰痛や膝痛、生理痛などの症状も伴いやすいものです。このタイプの冷え症には、血行をよくし、体を温める作用のある食材がおすすめです。主食は玄米。主菜はいわしさんまさばなどの青背の魚。副菜には玉ねぎにらなどを使った野菜料理といった献立にすると、血行をよくし、オ血から生じる冷えの改善につながります。  また血行をよくする上に、風味づけの強い味方となるのが、にんにくしょうが山椒、唐辛子、シナモンといった薬味とスパイスです。冷え症の方はこれらを上手に毎日の献立に取り入れてみて下さい。
【材料(2人分)】サバ1尾 ネギのみじん切り1/2本 おろししょうが小さじ1 おろしにんにく小さじ1/2〜1 しょう油1/2カップ 酒大さじ2 みりん大さじ2 砂糖大さじ1 味噌小さじ1 豆板醤小さじ1 お酢小さじ1〜2

@サバは3枚におろして、食べやすい大きさに切っておく。
Aバットに香味野菜と調味料を入れ、きれいに混ぜる。
そこに、さばの切り身を漬け込む。(1時間〜半日漬け込む)

Bオーブンの天板にオーブンシートを敷き、そこにサバを並べ、200℃のオーブンで12〜15分焼く。
お皿に盛り付け、好みで白髪ネギ・レモンを添えて出来上がり!!



トイプードルのモコと猫のミイの成長記録
我が家に猫のミイがやってきてからもうすぐ3か月。体重も来たときの350gから12月末には1500gに増えていました。モコとミイは毎日追いかけっこで家の中を走り回っています。二匹がにらみあう姿が緊張感あってなんとも言えません(笑)ミイもモコに飛びついていきますよ。そして、ごはんはいつもモコに横から食べられてしまいます。

猫は犬と違う面がたくさんあり、モコがやらないことをしでかすので慌てます。高いところに登るのは猫の習性。それにしてもキッチンのカウンターに飛び乗ってくるのは勘弁して欲しいです(・・;) タンスの上から見下ろされ、そして肩に飛んできます。

 寄りそって寝る姿が微笑ましいです♪


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