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漢方コラム−2011年分
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■2011年11・12月号 冷えからくる生理痛、血を温めて改善
■2011年9・10月号 残暑の疲れをためないでね
■2011年7・8月号 夏バテしないで楽しい夏を
■2011年5・6月号 体元気が日本の元気!
■2011年3・4月号 楽しい春になりますように
■2011年1・2月号 今年も健康で過ごしましょう

■Kampo-Life Vol.21
  2011年11・12月号

 秋から冬へ移るこの時期。冷えと乾燥の環境により、痛みがでてきやすい季節です。首や手首、足首といった関節を冷やさないこと、湿度を保つこと、冷たい飲食を控えること、お風呂は湯船につかることなどで、冷え、乾燥対策をしっかりしていきましょうね!

 今月号より、隔月発行のKampo-Lifeを模様替えしました♪中国漢方のコラムや、スタッフやお客様の体験談に口コミ、薬膳、ビューティ、アロマ、プレゼントやキャンペーンなど情報盛りだくさんでお届けします!皆様のご意見や耳寄り情報もお待ちしています〜!

中国漢方(中医学)をわかりやすく解説!
第一回 冷えからくる生理痛、血を温めて改善
中国漢方コラム(中医師:路京華先生による「中医学がよくわかる本」より>
 ―血を補い、生理痛、生理不順、貧血などを改善する当帰―
 クーラーなどの冷えからくる生理痛に対して、一般的には鎮痛剤で処方することが多いようだ。しかし、痛み止めは、その場しのぎの治療であり、習慣性となるおそれもある。それが嫌だからと、痛みをじっと我慢している女性も少なくない。  冷えを特別の病気とは考えない西洋医学に対して、漢方医学ではこれを重要な症状の一つとして考え、いろいろな治療法が確立されている。生理痛を、体質的なものだとあきらめてはいけない。
 中国漢方には「血は温めることを喜び、寒を嫌う」という考え方がある。血液が体内をスムーズにめぐるためには、血液に一定の温度が必要である。生理中にクーラーにあたったり、寒い時期の薄着、冷たい飲み物を取り過ぎるなどして体を冷やすと、血液循環が悪くなり、オ血(おけつ:血の滞り)を生じる。「不通則痛(通じざれば、則ち痛む)」という中医の理論もあって、オ血は痛みの原因となる。
 冷えからくる生理痛は黒っぽい月経、凝血(血の塊)、下腹部や腰の冷え、月経周期の変調などを伴うことが多く、ひどい時には不妊症の原因となる。
 生薬としてはセリ科の植物である当帰(とうき)がよく使われる。当帰には、血を補い整理を整える作用、血行促進によって痛みを止める作用があり、さらに現代の薬理研究では、子宮の緊張を緩和し痛みを鎮める作用があることも分かっている。漢方処方では、この当帰に芍薬、川キュウ、阿膠などを組み合わせた、温経湯や婦宝当帰膠が効果的だ。



こんな時薬膳で手当て♪
【第二回】せき・喘息・風邪の回復期
@せきや喘息はウイルスや細菌、ほこり、乾燥した空気などが「肺気を上逆させて(呼吸が浅くて気が丹田まで降りていかないために)」起こすと考えられています。呼吸をつかさどっているのは「肺」ですから、せきや喘息には肺の働きを良くする食材が用いられます。
おすすめ食材
ぎんなん、杏仁、ごぼう、れんこん、きゅうり、大根、トマト、ゆり根、梨、すいか、
みかん、きんかん、レモン、ごま、松の実、はまぐり、牛乳、豆腐、白きくらげ、
はちみつなど。
*咳がでるときは、辛いものは控えてくださいね。
  熱い飲み物や食べ物も少し冷ましましょう。

Aかぜの回復期は、病気と闘ったことで疲れて、気力も体力も低下しているのが普通です。この時期には消化しやすく、栄養価のある食べ物をとって、体力の回復を図りたいものです。
おすすめ食材
鶏肉、豚肉、えび、うなぎ、卵、もち米、うるち米、いも類、うどん、大豆、小豆、
そら豆、グリーンピース、枝豆、きぬさや、いんげん豆、豆腐など。
*食材を柔らかめに煮て、消化を助けることがポイントです。


しっとり、すべすべ手肌に☆ リスブランのハンドクリームキャンペーンのお知らせ♪
手荒れが気になるこの季節。いつもきれいな手肌でいたい方にご好評を頂いているのがリスブランのハンドクリームです。みずみずしい触感で、しっとり潤う薬用PWSハンドクリームと、がんこな手荒れをしっかり保護する薬用ビューティシャンハンドクリーム。今回、ハンドクリームの保湿効果をよりアップさせるために、綿100%の「スペシャルハンドケアグローブ」をご用意致しました。夜、寝る前にたっぷりハンドクリームを塗ってグローブをはめてお休みになると、翌朝はしっとりすべすべの手肌に・・・。
 薬用PWSハンドクリーム(85g\1,000 40g\735)を2個、
もしくは薬用ビューティシャンハンドクリーム(154g\3,150)を1個お買い上げの方に「スペシャルハンドケアグローブ」1つプレゼント☆
数に限りがありますので、お早めにお越しくださいね。


気になる抜け毛…。中医学的な見方と美容師さんのお話
 中医学では「髪は血の余り」と言われ、すなわち全身を栄養して潤す働きのある血が十分流れていると髪も艶やかになるとされています。また、髪は五臓の内「腎」と関係が深く、「腎」には精力を蓄え、成長・発育・老化・生殖機能を主る働きがあります。そのため、その人のエネルギーや若さなどが髪に現れますので、年を取ると髪が細くなったり、薄くなるのは自然の流れなのです。しかし、年齢が若くても出産や過労で体力を消耗すると抜け毛が増えるのは、精力を蓄える腎のパワーが不足しているから。腎を支えるには、休養して体力を補うことが何よりなのです。漢方薬では、「補腎、補血」の働きがある「瓊玉膏(ケイギョクコウ)」をよくお勧めします。身体に滋養を与え、血行を良くする働きがあります。
 また、季節の変わり目などでも抜け毛が気になることがありますよね。特に夏から秋にかけては紫外線などによる頭皮の日焼け、汗や皮脂による毛穴のつまりなども抜け毛の原因と考えられます。この前、行きつけの美容院で抜け毛対策についてお尋ねしたところ、美容師としては、「毛穴をきれいにすることがまず大切」だと言われていました。自分流のシャンプーだけでは頭皮のべたつきが気になる方は、美容院でのヘッドスパや、自宅でもできるスキャルプケアをすると抜け毛対策に良さそうですね。

*自分でできる抜け毛ケア



アロマと中医学のコラボ
 アロマセラピーはハーブなどの植物から抽出した精油を使って行う自然療法。中医学も植物の力を利用して心身の不調を改善したり、病気の予防に役立てたりしていますので、この二つは共通の目的を持っているのです。
 そのアロマと中医学を合わせて、アロマオイルを使った経絡マッサージの方法や、養生法を分かりやすくまとめているのが「はじめての中医アロマセラピー」(有藤文香著)です。
自分のタイプをチェックして、体質にあうオイルを選び、症状に合わせたマッサージをすれば、心身ともに癒されること間違いなし!
薬局にも本を置いていますので、ご興味のある方は、ぜひご覧下さい。
*今の時期、風邪予防にはラベンダーとティートゥリーのオイルがおススメですよ。


体験談(当薬局スタッフ 和ちゃんの御主人様)
 50代後半の比較的体格の良いご主人は、今年のGWごろからふわっと雲に乗ったようなめまいがありました。病院の検診では異常がなく、首や肩のコリからくるめまいでしょうとのことでした。そこで、血の巡りを良くする働きのある冠元顆粒を朝晩2回服用したところ、めまいがいつの間にかなくなっていたとのこと!また毎年夏の疲れからか秋には体調を崩すご主人は、今年の夏、麦味参顆粒を飲んでいましたが、秋の体調不良がなく元気なまま仕事に行かれているそうです (^^♪


12月12日(月)〜24日(土13時まで)は一年の感謝を込めてのポイント5倍週間です☆
 年末年始の風邪や、飲みすぎ・食べすぎなどによる胃腸のむかつきもたれ、腹痛、下痢などに良い漢方を揃えておくのも安心ですよ。次の通信は来年一月です。良い一年だったと今年を締めくくり、明るい新たな一年を気持ちよくお迎えしたいですね(^^)/

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■2011年9・10月号 残暑ん疲れをためないでね
 9月は夏の疲れが出てくるころ。暑さや湿気によってダメージを受けた体を癒しておきましょう。漢方的には秋は体のトラブルが出にくいときですので、今のうちに体を養い、もっとも免疫力の必要な冬に備えましょう。

季節の養生
 最近は10月〜11月位まで半そでで過ごせる日があったりして、温暖化の影響を感じずにはいられませんが、暑さがだらだら続くことでもやはり体力は消耗してしまいます。胃腸を傷つけないために冷たいものを食べ過ぎない、体力を補うために睡眠をしっかり取ることが今の季節のポイントになります。また、夏に汗をかいて失われた体の潤いを補うのには果物が良いです。柿、梨、ぶどう、りんごなどを朝食に取り入れましょう。

お勧め本
 「1日3分!かんたんラク楽ヨガ」(深堀真由美著)
 副題が「ずっと足腰健康に!」。中高年向きで楽なポーズばかりなので、初心者でもOKです。全部をやらなくても、自分の気に入ったものをすれば良いでしょう。DVD付きなので、分かりやすい!自己流のストレッチでは伸びていなかった体の部分が刺激されて気持ちよく、しなやかな体になれそうです。
 またヨガは呼吸が大事。深く息を吸ってゆっくり吐くことにより体と心がリラックスしてほぐれるのです。ストレスが多い人や忙しくて時間が取れないと思う方の体調管理にはリラックスが欠かせないので、特にお勧めします!

《女性の体セミナー開催》 10月1日(土)10時30分〜11時30分
 女性ならではの体のこと、ご存知でしょうか?
年齢とともに変化する体のこと、対処方法など、西洋医学と東洋医学の両方の面からお話します。中国茶、薬膳スイーツ付きで500円。

こんな時薬膳で手当て
今回から始めるこのコーナーでは、よくある体調変化にどんなものを食べたら良いかをご紹介します♪

【第一回】風邪(引き始め)

@クーラーの冷気や、プールや海水浴、冬の冷たい風、冷たい場所に長くいたためにひいてしまう風邪は「寒(かん)邪(じゃ)」が原因と考えます。主な症状は、冷え、頭痛、鼻水などです。子供は鼻水が顕著ですね。対処は、「温めること」です。
おすすめ食材
 ねぎ、しょうが、みょうが、しそ、こしょう、
 山椒、シナモン、くず粉など。
◎水にくず粉を入れてよく混ぜ火にかけて、砂糖としょうがを入れてくず湯に。
◎お味噌汁やおうどん、お粥にねぎをたっぷり、しょうがもすりおろして入れて。
◎しょうがとしそとねぎを薬味にした鍋もの。
◎鍋に水と紅茶のティーパック、シナモンを入れて沸騰したらミルクと砂糖を入れ、
 ジンジャーミルクティーに。
お子さんの場合はくず湯やお味噌汁、おうどん、お粥がおすすめです。しょうがやねぎの量は大人より控えめにした方が食べやすいでしょう。
寒邪の風邪に冷たいものはNG×です!

Aインフルエンザやアデノウイルス(プール熱と言われる)などの強力なウイルスに感染したときなど、のどの痛みが強く、せきが出て、悪化すると高熱がでるような風邪は「熱(ねつ)邪(じゃ)」が原因と考えます。大体、この状態になると病院に行くことが多いでしょう。中医学的対処は「冷まして、おしっこをよくだすこと」です。
おすすめ食材
 きゅうり、トマト、すいか、梨、オレンジ、レモン、りんご、バナナ、
 緑豆春雨、緑茶、小豆など。
◎緑豆春雨とワカメと卵のスープ。
◎きゅうり、すいか、なし、オレンジ、レモン、りんご、バナナでお好みのジュースを。
 レモン入りのすいかジュースは中国では発熱時や夏の暑苦しいときのお助けドリンク
 です。
◎小豆のお粥。くず粉を入れると体の節々の痛みも和らげます。
◎サラダには必ずトマトとキュウリを入れて。
のどが痛いときは、辛味の強いものは避けてくださいね(助長します)!

次回はせき・喘息時、かぜの回復期です。

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■2011年7・8月号 夏バテしないで楽しい夏を
 「今年も暑い夏になりそうです。じめじめして、汗をかいて体力が消耗する夏。
 食欲が落ちたり、体に必要な水分が奪われて血液がどろっとして滞り、
 肩こりや頭痛、生理痛などのトラブルに悩む人も。
 そんなトラブルを乗り越え、気力が活力を蓄えるようにいつも以上に気をつけましょう」

 中医学では汗をかくと、気(エネルギー)と陰(うるおい)を消耗すると考えます。エネルギーとうるおいを失った体は、「だるい、疲れる」「のどがかわく」「食欲がない」なんていう症状がでてきます。うるおいを補うのは水分を沢山とればいいという訳ではありません。水分をむやみに摂りすぎると、その水をちゃんと代謝しきれずに体に残ってしまい、むくんでしまいます。さらに、心機能や腎機能に負担がかかることにもなります。熱中症の予防としてこまめに水分をとることは大切ですが、「一日2リットルとろう!」なんて体質に関係なく目標をたてることはやめたほうがいいようです。もちろん、スポーツをされる方、暑いところで作業をされる方、脳血栓の素因のある方などは、多めに摂るようにしましょう。その際、いつもソフトドリンクやスポーツドリンクですと糖分の摂りすぎになり、血糖が急に上がったり、糖質を代謝するためにエネルギーを必要とし、疲れやすくなったりしますので、できるだけ水やお茶で補給するようにしましょう。
 それでも疲れや体のだるさ、のどの渇き、ほてり等が残る場合、漢方薬では「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」や「西洋人参(せいようにんじん)」などが効果的です。これらは、気陰双補剤といって、体にエネルギーと潤いを与えてくれる漢方薬です。夏バテ予防におすすめですよ。睡眠もしっかりとるようにしましょう。寝苦しさ解消にクールレイなどのひんやり触感のシーツもおすすめです。

 さて、おすすめ本です。福岡県出身で、「青春の門 筑豊編」をはじめ、さまざまな小説の執筆や文明批評的活動をされている五木寛之氏と、東大医学部出身で、埼玉県川越市で帯津三敬病院を開設され、ガン患者の治療にあたられている帯津良一氏の対談本です。
 ・水はたくさん飲まなければいけないのか
 ・牛乳を飲むのはいいことか悪いことか
 ・コーヒーは体にいいのかわるいのか
 ・ウォーキングは、ほんとうに体にいいか
 ・体の癖やゆがみを正せば、元気になるのか
 ・高血圧の人は、降圧剤を必ず飲むべきか
 ・ガン検診はむやみに受けないほうがいいか
などなど、氾濫する医療情報と危うい健康ブームの中「本当はどうなのか?」を五木氏が医師の帯津氏に問う形になっています。帯津先生は、西洋医学に中医学や代替医療を取り入れ、医療の東西融合という新機軸を基に、ホリスティック医学の確立を目指しています。読んでみて分かるのですが、帯津氏は「これが絶対に効く」とか、「こうしなければならない」というような断定的な言い方をされません。沢山の患者さんと接してきて、ある人はその方法がとてもよかったけれど、皆にそれが効くわけではないということを日々実感されているのです。この本は、読んで安心できるし、癒される感じがします。

♪《中医学と薬膳のプチ講座》♪
 中医学の特徴の一つに、弁証論治(べんしょうろんち)というものがあります。つまり、その人の病気のタイプを、外観、問診、体から聞こえてくる音、脈などから判断(弁証)して、そのタイプにあった治療を行なうというものです。つまり、ぞくぞくする寒気からくる風邪には体を温める葛根湯(かっこんとう)がよく、咽が痛い、熱があるなどという熱っぽい風邪には、冷ますタイプの天津感冒片(てんしんかんぼうへん)などが良いわけです。
 根菜は体を温めるなんてこと、聞いたことありませんか?実は薬膳では、ゴボウ、ダイコン、レンコンは涼寒性の食べ物なのです。特に咽の痛みや口内炎、発熱にはダイコンやレンコンをすりおろしたしぼり汁を摂ると良いとされています。乳腺炎の予防にタンポポコーヒーやゴボウシが良いと言われますが、これは炎症させないように体の余分な熱を冷ましているのです。もちろん火を通せば涼寒性の性質は和らぎます。夏は大根おろしを使ったメニューがおすすめですよ。

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■2011年5・6月号 体元気が日本の元気!
 「5月は新緑。植物からは新しい芽が出て成長していくこの季節は、人間の体も
 活発になる季節です。また環境の変化に対しての緊張感が続き、心も不安定に
 なりやすいとき。気の巡りをよくする生活を心掛けましょう。」

 前回のDMをお送りしたときに起こった東日本大震災。まさかこんな事がおこるなんて考えもしていませんでした。被災された皆さまには心よりお見舞いを申し上げます。そして、これからの復興に私たちは何ができるかということを皆で考え、実行していかなくてはいけないのだと思います。
 さて、年度が変わり5月になりました。今年は春が遅く、4月も寒い日が多かったのですが、5月に入って急に暑くなってしまいました。しかも雨が降りジメジメしています。こんな時期、何となく体がだるいとか、頭が重たいなどの症状はありませんか?人間は自然の影響を受けるというのが漢方の考え方のなので、体に湿気がたまりやすい体質の方はジメジメした日の体調はよくないということが多いのです。ご自分の舌を見てみてください。舌がぼてっとして、歯型がついたりしていませんか?このタイプは「湿盛型」といって、水分代謝がよくなく、体に余分な湿気がたまっている体質とみます。体内の血や水分を動かすエネルギー(気)が不足しているタイプもこのような舌になります。
 ジメジメした時期は、胃腸の働きをよくして余分な水分はしっかり代謝して体外に排泄しないといけないので、脂物や甘いもの、冷たいものはほどほどに。
 舌チェックをすると、いろんなタイプがあります。





 今回は、具体的な写真を挙げて舌による体質の違いをご説明しました。ぜひご自分の舌をチェックしてみて下さいね。

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■2011年3・4月号 楽しい春になりますように
 「春は冬の間にたまったものを排出するとき。ダイエットに適した季節でもあり、花粉症や
  皮膚病などのアレルギー性疾患や、精神的にも不安感などが増しやすい季節です。」

 春は、新年度を迎える季節。ご自身やご家族にも、卒業、入学、進級、異動、転勤などで環境が変わることがあるのではないでしょうか。環境が変わるということは、私たちの体にとって、大きなストレスの一つ。慣れないことに順応するために、体も心も大きく働きます。慣れない環境では、緊張が増しますね。緊張しているときには私たちの自律神経のうち「交感神経」が優位になります。交換神経は、「闘争と逃走の神経」と呼ばれます。例えばライオンが餌を狙っているとき、また狙われた動物がライオンに気付き逃げる際に働く神経が交感神経なのです。神経をとがらせて、ぴりぴりしているイメージですね。交感神経が沢山働くと、血管が収縮して心拍数が増加します。人前で話す前にどきどきするなんてことは、人前で話すというストレスによって交感神経が働き心拍数が増すということです。心拍数が増すと、血圧が上昇し骨格筋などへの血流量が増えますが、消化管や皮膚への血流量は減少するそうです。普段から胃腸の働きがよくない方では、緊張してどきどきするときに吐き気を感じたりする場合がありますが、交感神経の働きからも理由がつくのですね。また、自律神経にはもう一つ「副交感神経」があって、これはリラックスしているときによく働く神経です。胃腸の働きをよくして消化を進めたり、排尿、排便を進める働きがあります。便意をもよおしそうになっても、「今はできないから」と気を張ると、便意も治まることがありますね。自律神経のスイッチがそこで切り替わったのでしょう。副交感神経は心拍数を減少させ、血圧を下げて、皮膚や胃腸へ血液を戻したり、目の瞳孔と細い気管支を収縮させて、涙や唾液の分泌をよくする働きもあります。涙は目を潤すのに必要ですし、唾液は消化に欠かせない体液です。パソコンなどで目を使う(交感神経優位状態)と、まばたきも少なくなり、ドライアイが進む原因の一つと言われます。交感神経と副交感神経は、私たちの意志とは無関係に働き、体を調整してくれています。片方が優位であれば片方がダウンするというシーソーのようなバランスで働いてくれているのです。

 なぜ春の話が「交感神経」「副交感神経」なのか、ですが、最初に、春は環境が変わるなど、ストレスが多い季節だと書きました。ストレスを受けて働くのは交感神経です。ですから、交感神経が働くことの方が多くなることが考えられます。しかし、一方、春の陽気で体のだるさや眠気を感じるという声もあります。こういった方は、逆に副交感神経の方が優位になっていることが考えられます。よく自律神経のバランスが崩れている、という言葉を聞きますが、いらいらや不眠、汗をかく、緊張して動悸するなどは交感神経優位、眠気、やる気が出ないなどは副交感神経優位になっていることが考えられます。

 中医学では、交感神経・副交感神経という言葉は出てきませんが、春は「肝」というストレスを受け止めるクッションの働きをしているような臓に負担がかかりやすいという考えがあります。「肝」は気のめぐりをスムーズにする働きがあるので、「肝」に負担がかかると気が滞る(気滞(きたい)といいます)、つまり緊張するという状態になります。それで、気の滞りを改善するような漢方薬を選ぶことになるのですが、蘇葉(そよう)や木香(もっこう)など、香りのいいものを使うことが多いです。香りというのは、昔から気をめぐらせる目的で使われていました。アロマテラピーは香りでリラックスさせますが、中医学でも同じですね。
 また、最初はなんとか対応できていたストレスも積み重なると自身のエネルギーが消耗して、いらいらがおさまらない、電車やエレベーターに乗るのが怖い、息苦しくなるなど、生活に支障がでてくるようになると赤信号です。ストレス対策も大切ですが、それに打ち勝つ体のエネルギー(気・血)も大切です。食事をおろそかにせずに、たんぱく質(肉・魚・豆・大豆製品など)とビタミン・ミネラル(野菜類・海藻類)をしっかり摂るようにしましょう(腎臓病の方は、たんぱく質制限が必要になりますので、専門医にご相談されてください)。
暖かい春。外にでて、体を動かす、花粉症の方はゆっくりお風呂に入るなど、代謝アップを目指しましょう!

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■2011年1・2月号 冬の寒さに負けない身体づくり
 「寒さはこれからが本格的です。そして春はもうすぐ。
 花粉症や五月病など、トラブルも気になる春を快適に迎えるには
 冬の養生がとても大切です。」

 今年も始まりました。皆さまにとって今年も健やかな一年になりますよう心からお祈り申し上げます。
 さて、寒さが厳しい冬は「蓄える」ときです。秋に収穫された穀物を蓄え、春の種まきに備えるように、一年の体の疲れを養生してエネルギーを補充し、新たな春の始まりに備える季節。中国では冬のボーナスの大半を体によい食品や防寒下着などに費やすほど、冬の養生を大切にされているそうです。
 寒さと乾燥により体の免疫力が弱まるこの季節は、一年の中でもっとも風邪を引きやすいときです。また、体を動かすことが少なくなるため、血行が悪くなって、肩こりや頭痛、生理痛がひどくなる時季でもあります。お風呂はゆっくり湯船つかるようにして、血行改善に努めたいものです。
 秋の乾燥は夏の汗によって失われた水分不足によるところが大きいのに対して、冬の乾燥は雨の少ない乾いた空気や暖房による、本格的な乾燥。だれでも乾燥対策が必要です。体の表面が乾燥すると、シワなどの美容面のトラブルが出る他、かゆみやアトピーなどの肌のトラブルが起きやすくなります。のどや気管など体の内側の粘膜が乾燥すると、風邪をひきやすくなります。 冬は不調になりやすい要因にあふれていますが、日々の養生で体調に差がでやすいときです。この時季のお勧め対策は次の通り。

冷え・血行対策
飲み物は温めて、果物は常温で、野菜は温野菜で。寝室や布団を温めてから休む(湯たんぽ、ふとん乾燥機など利用して)。上半身の冷えには背中側肩甲骨の間にカイロを貼る。下半身の冷えには下腹と尾てい骨の上辺りにカイロをはさみ貼り。鍋や味噌汁にはかぼちゃやにんじん、さつまいも、さらにしょうがやにんにく、胡椒や山椒で温め効果アップ。お風呂にはみかんの皮や生姜の皮をだしパックに入れて血行改善。首を回す、手首を回す、足首を回すと血行がよくなり、肩こり、頭痛、手足の冷えに良いです。

乾燥対策
就寝前はうるおいのあるくず湯やレモン湯を。部屋にコップ一杯のお水を置いたりや洗濯物を干したりする。ネバネバ食品は体の内側から潤いを与えてくれます(山芋、里芋、なめこ、オクラ、納豆、うなぎ、あなご、なまこなど)。

 さて、花粉症が気になる今年の春。猛暑の影響で花粉の飛散量が全国的に去年の5倍とも言われています。花粉症の主な症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、のどのかゆみなどです。風邪の初期症状にもよく似ていますね。花粉症になりやすい、風邪を引きやすい人は、もともと体のエネルギー(漢方でいう「気」)が不足しがちなタイプが多いようです。また、花粉症は花粉などの異物に対して、体が過剰に反応して起こる症状です。免疫反応が異常に働くということですね。
 「気」の一つに「衛気(えき)」があります。「衛気」は人間にとって大切な抵抗力や免疫機能を含む概念で、主に皮膚や粘膜に存在する免疫パワーのことです。私たちの体を守る「第一次防衛ライン」といえますね。「衛気」が不足する原因は寝不足、食事の偏り(蛋白質やビタミン・ミネラル不足)、水分(特に冷たい)の摂りすぎ、過労、季節に関係ない薄着など。思い当たる節があれば、生活を見直しましょう。
 漢方薬としては、「黄耆(おうぎ)」という生薬が古くから使われています。中国では黄耆は虚弱体質の改善や、消化器症状の改善、気が不足しているが故の出血(不正出血や内出血など)や汗を止める、皮膚病などに使われています。最近、薬理実験などから、鼻の粘膜や気管支の粘膜を保護する作用も認められており、花粉症対策としても広く使われるようになりました。胃腸の働きもよくして、体を温めてくれる黄耆。「気」がアップして、免疫力も高まります。「気昇れば水自ずと下る」と言われ、鼻水の原因になる体の上部に溜まった余分な水を自然と下ろしてくれるのですよ。
 また、鼻づまりを起こしやすい、目のかゆみがひどいという方は、体に余分な熱をもちやすい方なので、甘いものやスナック菓子、脂っぽい食べ物は避けなくてはいけません。ぜひ、お試し下さい。食べ物改善だけでも、治る人はいるのです。

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