■Kampo-Life Vol.83
2022年3・4月号
3/5は啓蟄、冬ごもりしていた虫たちが土の中から這い出る時期。3/21は春分、昼と夜の長さがほぼ同じでこれ以降昼の時間が長くなります。いよいよ春到来、陽の季節になりますね。体も陽の季節に合わせた養生を始め、暖かい季節を楽しみましょう。
寛子先生の「漢方っておもしろい!我が家の漢方ライフ」vol.38
2022年が始まりました。コロナの拡がりは収まることを知らず、地元直方も感染者数の増大が見られています。ウイルスはどこでもらってしまうか分からないので心配になりますね。皆様も随分と長く自粛をされていると思います。今までかからなかった方々はその生活が大丈夫なのだと自信を持たれて、もう少し頑張りましょう!そして、その中で小さな楽しみを見つけて遊びましょう♪私の楽しみは、やっぱり食べることですね(笑)。直方のサンリブとマックスバリューが私のワンダーランドです。グアーグアー市場も行きたいですが、仕事帰りだと間に合わないです。帰宅してから大した料理は作れませんが、薬膳の智恵を取り入れながら、日々日々食べて、お風呂に入って、23時半ごろに寝て、5時半に起きて、、という生活をしています。
生理がこなくなってそういえば1年くらいになりますね。生理周期による体調の変化がないので、調子がいい気がします。ホットフラッシュなども、夏に少し感じるくらいでほとんど感じません。
私、元気そうでしょう?でも、この前爆発したんです(笑)。息子は受験真っ最中、冬休み明けに課題が出来なかったためか頭痛い、学校行きたくない・やめたいという娘とのバトル・その後のサポート、仕事目一杯、家事も目一杯、等々の時に、追い打ちがあって、「わー−(泣)」となりました。家族もびっくりしたようでしたが、私も気持ちをメモに書いたり、感情を吐き出して翌日は立ち直りました(笑) すみません、こんな事をばらしてしまいましたが、これも漢方では「肝の疏泄」なのです。ストレスは発散することが大事です。
春は肝が弱ります!皆様、夜はしっかり寝ましょうね!
美味しい薬膳で元気になろう!スーパーにある食材で、おうち薬膳のすすめ♪
【第六十二回】
2/4の立春が過ぎると暦の上では春になります。寒さが厳しく夜の長い冬は「早く寝て、遅めに起きる」ことが健康を保つ秘訣と中国では昔から言われているそうですが、立春以降は「普通の時間に寝て、早起きする」ように生活リズムを変えるといいそうです。着るものも、下半身は冬と同じく厚着して温かく保ちますが、上半身は調節できるようにしてのぼせないように気を付けましょう。いきなり薄着になると昼は暖かいけど夜は寒くて風邪を引いてしまいます。帰りが遅くなる、夜に外出するときはまだ薄手のダウンなどがあるといいでしょう。
春は肝臓が弱る季節と言われています。肝臓の修復は夜中の1時〜3時と言われているので、その時間は必ず睡眠をとるようにしてください。食材は緑のものがよいと言われますので、菜の花、ほうれん草、小松菜、ブロッコリー、蕾菜、ニラなど緑色のお野菜を意識して沢山食べてください。
また肝臓は血を蓄えているところと言われているので、血の素になるたんぱく質を多く摂りましょう。春は豆腐・大豆などの植物性たんぱく質とお肉や魚・卵などの動物性たんぱく質を1:1の割合で摂るといいと言われます。血が不足するというのは、健康診断で貧血はない、と言われても元気がでない、寝られない、めまい、頭痛などいろんな症状が実は漢方でいう血不足ということが原因のことがあります。普段からたんぱく質が足りない方は要注意です!元気で過ごすためにもしっかり食べましょう!
また春は酸味を摂り過ぎると肝臓が疲れると言われます。少し控えめにしたり、甘みを加えたりして酸味を優しく摂るようにされてください。春といってもまだ寒いですから、ニンニク、ネギ、生姜などの薬味をお料理に使って胃袋から温めていきましょう。薬味は風邪や胃腸炎の予防にもなります。お刺身などには必ず一緒に薬味やワサビ、菊花などを食べてくださいね。食べて元気!免疫アップです!
トイプードルのモコと猫のミイの成長記録

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